大学受験シーズンということで、自分の大学受験について思うところを書いておきたいと思います。もう8年も前ですが、、
私は高校3年間を大阪の女子校で過ごしました。自分の進路について考えた時、特にやりたいことはなかったので、それは大学に入ってから探そうと思い、
関西の私立大学で一番と言われている同志社大学を目指すことにしました。高校1年生の終わりでした。
(ちなみにすでに文系コースを選択しており、理系は勉強していなかったので国公立の選択肢はなかった)
パッと読むための見出し
何度受けても模擬試験はE判定しか出ない
で、それから毎回のように代々木や河合塾などの模試の志望校に、第一志望として同志社大学を書いていたのですが、何度受けても何度書いても「E判定」しか出ないんです。
E判定というのは、合格確率がたしか10%程度のことを言います。いや5%程度かも。とにかく合格へは絶望的、という数字です。
そう、自分が目標とするにはあまりにも高すぎた。
自分の偏差値平均は最高でも58程度と、必要とされる65程度(当時)には到底及ばなかったのです。
これが高校3年生の12月の最後の模試まで続きました。この最後の模試ですらE判定。でも、頑固にも第一志望校は変えませんでした。
理由は、どうしても、どうしても、関西ナンバーワンの私立大学に行きたかったからです。
一度決めた目標を変えたくない。
あと、親を喜ばせたかった。親はかねてから、「関西の私立大学(関関同立)に行ってくれたら嬉しい、それが同志社なら最高やなあ」みたいなことを言っていたので。
じゃあ後は勉強するのみ。
寝ても覚めても勉強
高校3年生時には必死で勉強しました。周りはみんな予備校に通っていましたが、特にその必要性を感じなかったので、ひたすら学校の自習室や図書館に行って勉強していました。
夏休みには毎日高校の自習室にいき自習室皆勤賞、
冬休みには毎日絶賛家に引きこもって家から一歩も外に出ませんでした。(これマジ)
お風呂に入る時間ですら腕に英単語を30個書いて、全部覚えるまで出ないと決めて。ほんと高3の冬は勉強しかしてませんでした。
しかしここまでやったけど結果がついてこない。担任の教諭からもこのままじゃ受からないと散々言われた。
でも、高校3年の冬休みが明けた頃、ようやく合格の兆しがあらわれました。受験日まであと一ヶ月少しといったところです。
その中で、大切にしていたスタンスがあります。
E判定から合格するにあたり大切にしていた3つのスタンス
疑問はすぐに解決するようにする
問題を解いていると、自分のできていないところやわからないところが必ず出てきます。それはとてもいい機会なので、必ず納得できるまで頭に叩き込むこと。これが重要だと思います。
わからなければ何がわからないのか、どうしてわからないのかを分析。(特に英語が苦手だったのでなぜその文法になるのかなどがわからなかった)
先生に質問ができるのであればすぐに聞くタイプでした。だってわからないから、。
予備校にも行っていなかったので、何度調べてもわからないところはメモして誰か頭のいい人に聞いたり。
わからないことをそのまま放置するというのは何も進歩がない。自分ができないところを一つ一つ潰していく。そんな地道な作業が勉強だと思います。
合格して大学に通っている姿をイメージする
模試の判定がE判定ばかりだと、どうしてもモチベーションをうまく保つことができなくなってくると思います。勉強も好きじゃないのに、なんでこんなにやっているんだろう、と思ってくる。
そんな自分を奮い立たせるため、寝る前には、自分が大学に通っている姿をイメージしていました。イメトレみたいなものです。
毎日電車で通って、
友達をたくさん作って、
サークルにも入って、
あのオープンキャンパスで行った同志社を毎日歩いている自分を思い描いて。(なんか気持ち悪い、、)
「夢なんて見るもんじゃない、語るもんじゃない、叶えるものだから」by Chase the Chance 安室奈美恵
と唱え続けて、勉強し続けました。こんなに勉強するのも今だけ、と思いながら。
もちろん、ただ勉強するだけではだめで、合格に必要な点数と自分の今の実力とのギャップは何なのか、何を勉強すれば合格できるのかを分析することが重要だと思います。
過去問題を何年分か解いていくと傾向がわかるので、例えば日本史なら江戸時代をとにかくやればいいとか、時間のない中優先順位をつけて勉強していくことが重要だと思いました。
心が折れそうになった時、自分をモチベートさせるのは他の誰でもない、自分自身です。諦めたらそこで試合終了なので。
最後まで諦めない
たぶん、このスタンスのお陰でしょうね。合格できたのは。
よく、「成功」の反対はなにか、という話があります。
何だと思いますか。失敗だと思いますか。
いえ、答えは紛れも無く、「諦めること」です。
ビジネスでもスポーツでもなんでもいいのですが、成功者は失敗はたくさんしてきていると思います。それでも成功できたのはなぜでしょうか。それは、最後まで諦めなかったからです。できるまでやめない、成功するまで諦めないから成功するんですね。だから諦めないことが大事。
まだ高校生で、精神状態も不安定な時期だったのもあり、結果のでない日々に泣いたこともしょっちゅうありました。
でも、諦めたことはありませんでした。
「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。だめになりそうなとき、それが一番大事」by 大事MANブラザーズバンド それが大事
とはいえ、諦めることがなかったのは、模試の判定が悪くても、過去問題である赤本では見込みのある点数をとれていたからです。模試というのはあくまで模試ですから、実際に出題されているのと同じような問題を解いてそれがどれくらいできるかが大事。
それがだめだったのなら、きっと志望校は変えていたと思います。
受験結果
そうやって勉強し続けた結果、学部を変えて同志社大学を5回受けて、一度だけ合格しました。一番の志望学部だった社会学部に合格したのです。
合格通知が来た時は今でも覚えているくらい印象的で、日曜日の早朝、玄関で「ピンポーン」となるやいなや「郵便です」と。他に郵便が来るはずもなかったので、そこで勘付いた母親と私はすぐさま玄関へ直行。
郵便物を受け取った母親から、「合格したで!!」と言われるやいなや嬉しすぎて号泣した光景は今でも覚えています。
ちなみに他にも私大は個別に受けていくつか受かりましたが、センター試験はずっこけたのでセンター試験利用で出した私立大学は全滅しました。
まとめ
というわけで、長々と書いてきましたが、「疑問はすぐに解決」「できている自分をイメージする」「最後まで諦めない」こういったスタンスは何気に今でも自分の信条になっている気がします。
とはいえ、今はそこまで全力で頑張れるものがないですけれどね。
大学に入るハードルが高い(その反面卒表が簡単)とか、そもそも受験勉強ってどうなのという話もありますが、あれほど努力すればできるものは勉強くらいだと思いますから、今受験勉強中の人には頑張って欲しいですね。
おしまい。