まなしばです。私はブログで生計を立てているので、いわゆる「プロブロガー」「ブログ飯」「アフィリエイター」なのですが(呼び方はなんでもいいです)、そのブログ論をお伝えできればと思います。
このブログ「ままはっく」も、おかげ様で半年ほど月間50万PVでして(もっと記事数増やせよってところなのですがそれは置いといて)その、ブログテクニックという小手先部分だけでなく、ブログの向き合い方を書きたいと思います。
というのも、先週、2日にわけて「はじめての在宅ワーク」講演を行い、私のブログの書き方の話とか、どうやってブログで生計を立てるの?というお話をさせていただきました。(来ていただいた方々、本当にありがとうございましたm(_ _)m)
講演自体は1時間弱で、他は質疑応答で20~30分ほどという内容にさせていただきました。で、この質疑応答が私自身もとてもためになったので、ちょっとこの部分を記事にしてみたいと思います。
横浜と渋谷、2度開催したのですが、同じ質問も出たりして、「この部分に需要があるのか〜」と再確認でき、私自身も勉強になりました。「ブログのPVを上げたい」「ブログは分けた方がいい?」「プロブロガーってどうなの?」などなど、ブログを運営されているブロガーさんのためになれば幸いです。
パッと読むための見出し
ブログ運営に関する質問
質問は大きくわけて2つでした。ブログ運営に関する質問と、それから私自身の働き方とか、そういった質問です。
まずはブログ運営に関する質問について、回答と、あと補足を。
記事を書くのにどれくらい時間がかかる?
おそらくこの質問の意図は、「まなしばでどれくらいの時間がかかっていて、どれくらいの時間が適正なのか知りたい」って意味だと思います。
回答は「モノによる」んですけれど、「長いと5時間、速いと2時間」って答えました。
で!、で!、で!
お答えしたものの、これはあくまで、ただの参考にとどめてほしいなと思っています。
なぜなら、私自身ブログを書いていて、「記事を書くのに何時間かかるか」を気にしたことがないからです。
講演では何度も繰り返したつもりですが、私がブログを書く理由は、すべて「読んでくれる読者のため」であって、自分のために書いているわけではありません。(もちろんマネタイズできるものはしますが)
「自分が」記事を書くのは何時間かかるか、というのは自分の話であって、読者という観点がなくなってしまいますよね。
私は記事のゴールは「読者が満足できる内容か」というものなので、気にしたことはありません。記事をリライトするのもその理由ですし、そこに自分の時間という概念はありません。
結果として「2時間」という時間がかかっている、という話です。あくまで結果論であってただの参考にしてくださいね。
何文字くらいが目安?
これも同じです。おそらく「ブログ記事の適正文字数ってどれくらいなんだろう?」と思われたのだと思います。
確かに最初はどれくらい書けばいいのかわからないかと思うのですが、これも「自分が」どれくらい書けばいいのかわからない、という自分視点ですよね。
「読者が」満足できるような内容にして、その結果としての「文字数」なのです。
これも「モノによる」のですが、結果としては4000〜5000文字が多いです。
これも文字数について気にしたことがないので、あくまで「読者が満足できる内容を書いた結果、その文字数になった」と考えていただければと思います。
ジャンルがバラバラになってしまうので、ブログはわけたほうがいい?
これはよくいただく質問ですね。ブログは分けたほうがいいのか、そのまま1つにしたほうがいいのか。
この質問をされるということは、「読者からの見え方を気にしている」ということなんですね。これは大切な視点だと思います。私も最初は悩みました。育児のことも書いているのに、スマホ端末の超マニアックな話とか、ポケモンの話とか、色々書いていていいのか?って。
答えは、「ブログのコンセプトによって変わります」です。
要は、ブログをどうしたいのか?そのブログは何のために立ち上げたのか?誰に向かって発信しているのか?
その辺りをぜひ、一度しっかり考えてみてください。
自分のブランディングの1つとしてブログをやっているのであれば、自分の興味関心を知ってもらうという意味で、1つでいいかなと思います。
広告を貼ってガンガン収益化していきたい!と思っているのであれば、その広告や商品に興味のある層を集めた方が広告主にとってもプラスなので、分けたほうがいいでしょう。
何かの活動を広めるためにやっているのであれば、その活動まわりの話をコンテンツとして量産するのも手です。
また、向き不向きもあるので、一概には言えないということもあります。1つのブログだと管理できていたけれど、2つ、3つとなってくると管理するのも大変です。そこまでの気概を持って運営できるのか?というのもありますね。
とはいえ、まずは走りながらやってみてください。あまりに考えている時間が長いと勿体無いです。まずは1つのブログをやってみて、記事量が多くなってきたら(最低でも100記事)、そのあと記事をわけるとか、そういうこともできると思いますので。まずは走りながら、記事を書きながら、じっくり考えていければいいと思います。
顔出しとかしてるけど、インターネットに抵抗ありませんか?
このご質問は面白いなと思いました。インターネットという世界にどっぷりはまってしまっている私としては、盲点といいますか。
ここはインターネットというものに、どういう覚悟で望んでいるのか、という話ですよね。確かにブログを始めるとなると、個人情報とか、でも身近に感じてもらうにはどうすればいいか、みたいな、そういうものって、とても気になると思います。
私の中での鉄則があって
- 写真の位置情報は消してアップロードする
- 子供の写真は顔ができてきて2歳になったらやめる
とかでしょうか。
自宅の場所への対策とか、子供の話ですね。
でも自分自身としてインターネットに向かう姿勢というのはあって、要は、「www.http://~~」という世界に写真をアップロードしたり、文章をあげたり、というのは、もう全世界に公開するようなものだと思っています。
よく、Facebookには、友達限定で投稿しているから、とか、Twitterだと鍵アカウントにしているから、特定の人しか見れない、と思われているかもしれませんが、「見ようと思えば見れる」んですよね。
魚拓というサービスもあって、自分の記事は訂正しても、他サービスで保存されてさえしまえば、誰でも見れる状態になります。
インターネットというものはそういうものだと思っています。要は信用していない、というか。
なので、全世界に発信するという、ある程度の覚悟は必要だと思っています。
とはいえ、顔出ししなくてもブログはできるのかと言われると、「できます」。
例えば超人気ブロガーのちきりんさんなんかはその代表です。
ちきりんの日記を運営されている社会派ブロガーですが、顔出しはしていません。
その代わり、前職はマッキンゼーだとか、プロフィールは最低限出して、発信されておられます。ホリエモンさんとか田端信太郎さんなんかと対談などもよくされているのですが、いつも写真は顔部分だけイラスト、という形で。
そういうわけで、匿名でもやっていけます。
私が顔を出してやっているのは自分なりの「責任」であって、それは顔を出すから、誰に見られても恥ずかしくない、見られてまずいようなことは書かないですし。
余談ですが、批判は批判を呼ぶので、もし何かを批判して相対的に自分の主張をしたい場合は、過去の自分を否定するのがおすすめです。それだと丸く収まりますし、みんなが気持ちのいい記事になるのかなと。この辺りは、自分を下げて周りを上げるヨッピーさんがめちゃくちゃ上手いので、その観点で見てみると参考になります。
話がそれたので戻します。
インターネットには責任と覚悟を持って望みましょう。面白くない、ためにならない記事でインターネットを溢れさせるより、ためになる、楽しいものでインターネットを作っていきたいですよね。
ブログって日記ですよね、でもどう書けばいいの?
これも新しい視点だなと感じたのですが、ブログ=アメブロでいうような日記、と捉えられている方も多いのかな〜と。これはこれでいいのですが、「人に読んでもらえて、マネタイズも考える」場合は、この考えから脱却する必要があると思っています。
どういうことかというと、私たちはただの一般人で、素人です。芸能人のように「今日あった出来事」を書いても、知り合い以外になかなか興味を持ってもらえないのが実情なのではないでしょうか。
なので、読んでもらえるような情報を提供しましょう。
「今日の晩ご飯」を羅列して書くだけではなく、「カレーを10倍おいしく作る方法」とか、ちょっと整理してあげて、発信する。
それをしてあげるだけでも、ずいぶん価値ある情報になるのではないかと。まずはこの方法を試してみてください。
この辺りについては、月間30万PVを達成したときに「読者に価値を提供しましょう」という話をしました。
すべては「読んでもらえる人のため」です。
プロブロガーになる過程の質問
自分でプロブロガーだと言うのにとても抵抗があるのですが、実際そうなってしまったので、便宜上そう定義させていただいた上で進めます。なんだこれw
実際に質問を受けて、「女性の働き方」とか「独立起業しての働き方」など、私自身にご興味をもってくださっている方もいらっしゃるんだなぁと改めて感じました。とてもとても、ありがとうございます。m(_ _)m
ここで出た質問などは、「わざわざ会社を辞めて独立できたのはなぜ?」とか、「育休中だけれど、会社に戻れるか不安だし、会社に戻ってもきちんと働けるか・・・」という不安を、少なからず感じておられる方も多いんだな、と感じました。
みんな自分の生き方を模索しているんだなぁと。私も含めて。
私自身としては、ずっと昔?というか学生時代は色んな大人に会わせていただいて、「これからの時代は一社に定年まで勤める時代ではなく、自分自身にスキルを身に付けて、会社がなくても、世界どこでも暮らしていけるような時代がくる」という考えに触れました。いまでもこれは自分の人生の指針で、結果、「ブログ飯」になっています。
この辺りは独立したときの記事の中でも、同じようなことを言っています。
余談ですがこのことを夫と話していたのですが、「いや、社会人1~2年目のまなみは全くそんなことなかった、その気概も薄れて飲んで遊んでいたぞ」と言われました。人間、環境って大事です、、。
そういうこともあって、育休というまた人生を考える期間に入って、暇だなぁと思ってブログを始めて、気付いたらブログを極めるということをしていました。なのでこの「自分で生きていく」みたいな精神があってこその今、というのは強くあります。
あと、独立に振り切った理由は、夫の後押しがすごかったです。「俺が会社員やってるんだから、夫婦としてのリスク分散としては大丈夫だよ、最悪俺の給与だけでも生きていけるから、まなみは独立しても大丈夫だよ」という話をしたんです。そこから結局、すぐに独立しましたが、まぁなんとかやれています。
これはとてもありがたかったし、人生を考える上ではパートナーとの考え方はすり合わせる必要があると思うので、ぜひ話し合ってみてください。
まとめ
ブログ論というより、もはや何かわからなくなってしまいましたが、私のブログの向き合い方というか、考え方が伝われば、幸いです。
最近読んだ記事の中で、Ayanさんの「何をするか」より「なぜそれをするか」を考えると、うまくいく思考パターンが身につくという記事が素晴らしかったんです。
内容は是非読んでいただきたいのですが、
人に質問をするのなら、「○○さんは、なぜここをこうしているのですか?」「こういう理由で、こういうことをしようと思っているのですが、どう思いますか?」、こういう質問をしたいものです。(もちろん、自分なりに頭を使って考えた上で、ですよ。)
「なぜそうするのか」を考えず、ただ行為だけを真似るのは、近道のように見えて、実は気の遠くなるような遠回りです。
柵の中の視点ではなく、高いところから全体を見下ろすような視点を持ち、結果を出している人が「なぜそうしているのか」を考えるくせをつけると、うまくいく思考パターンが見につくと、私は思っています。
なぜそれをするのか?という思考パターンを学ぶというのはとても大事だと思っていて、物事を極めるための本質を捉える上でとても重要だと思っています。
「記事を200記事書く」
「WordPressでブログを作ってサイト表示速度を速くする」
「分析して記事の質を高める」
「スマホでも見やすいサイトにする」
これらをそのままやっても、必ずうまくいくとは限らないのが、ブログ飯なんですよね。言われたことをそのままやっても、必ず上手くいくとは限らない。
なぜ記事をたくさん書けと言われているのか?
なぜサイトの表示速度は速いほうがいいのか?
なぜ記事の質を高めた方がいいのか?
なぜスマホでも見やすいサイトにすべきなのか?
私の中での答えは「すべて読者のため」だからです。
細かいことを言い出すときりがありませんが、すべてはそこに通ずる方向でやっています。
考えて、仮説を立てて、検証して、という試行錯誤が、私のブログ論であり、人生なのかなーと。
ぜひ、一緒に試行錯誤しましょう。ちなみにブロガーさん向けサロンというのもやっているので、ご興味のある方はぜひ。こちらは中級者さん以上という形でやっています。
※2016年4月8日追記
現在オンラインサロンでの活動は行っておりません。あらかじめご了承願います。
次回予告
そういうわけで、ちょっと女性の就業支援をやりたいと思っている私ですが、私1人でやるには限界があるので、私と一緒にメディアを作ってくれる方を募集します。
きちんと報酬をお支払いして、一緒に作ってくれる方を募集します。まずは1名。w
最終的には、結果として、女性の就業支援になったよね、さらには社会にも価値を生み出したよね、という形を理想とします。
また別途募集・・・する予定です。
スペシャルサンクス
イベントのレポートを書いてくださった方々、ありがとうございます!
【ままはっく】まなしばさんの在宅ワーク講座に参加。プロブロガーに学ぶブログ運営の極意とは!?
まなしばさんの講演「はじめての在宅ワーク講座~ブログ編~」に行ってきた。
まなしばさんが想像以上に美人だった!「はじめての在宅ワーク講座」に参加したどん。
そういうわけで、おしまいです。
結果、この記事を書くのに2時間かかり、文字数は6000文字を超えていました。w
本当はもう少し文章を推敲するのに時間をかけるべきなのですが、まぁとりあえずはこの辺りで。
ちょっと書きすぎている癖を直したいこの頃です。