子育てがしんどい本当の理由。私が育児ストレスを抱えた4つの原因と解消法

子育て しんどい 理由

「あかんもうあかん、しんどい、疲れた・・・」

そう言って夜中に私は夫に訴えて泣き崩れました。
2ヶ月ほど前の話です。

自分で言うのもなんですが、私は精神的にもそんなに弱くないつもり。

つわりのひどい日も一人暮らしで乗り切ってきたし、今までの人生でめっちゃしんどいって思ったことはあんまりありません。
周りからは、そのモチベーションや原動力はどこから来るの、って言われてきました。

でも、子供を産んで、育休して東京で”にわか専業主婦”をして。
祖父母も大阪と仙台で遠方の中、必死で子育てしてきた。つもり。

なんだけれど、もう、育児をストレスに感じて、めっちゃしんどいって思いました。専業主婦は私は絶対にできないと思った日。

育児をストレスに感じたとき

Worried girl 413690 640 mini

体は元気なんですけど、もうなんか生きてる心地がしないんですよ。完全に心が疲れている。

毎日にやり甲斐がない。
毎日に達成感がない。
何を目標として生きればいいのか?

もちろん子供は可愛いけれど、自分が生きている意味は何なのか?

そんなことを考えてしまうんです。

社会に取り残されている。
社会に何も生産できていない。
早く社会に戻りたい。

そう思ってしまう。

もちろん人ひとりを育てるというのは社会全体から見たらものすごい生産なんだけれど、家の中で子育てして気付いたらもう夜・・みたいな生活を繰り返していると、「今日も子育て以外の活動何もできなかった」みたいな虚無感に襲われるんです。

だから子供が寝た後にはこうやって執筆したり何か作ったりして活動しているつもりですが、これがまたできなかった日には「できなかった事へのストレスがかかる」んです。

なんて負の連鎖w

なぜしんどいのか?育児ストレスの原因

ここで根本的に何が原因なのかを考えてみました。

  • 子供中心で自分の時間がない
  • 達成感がない
  • 日中は一人で子育て。頼れる人が夫以外にいない
  • 社会に取り残されるという焦燥感

原因はたぶんこの辺です。

そのなかでも、物理的要因と精神的要因に別れると思っています。それぞれみていきましょう。

物理的要因

子供中心で自分の時間がない

Hourglass 620397 640 mini

ここでいう自分の時間というのは、自分が好んで行うもの(趣味とか)からやらなければならないこと(家事など)も指します。子育て以外の時間といいますか。

で、子供がいると自分の時間は後回しになるので、そもそも自分のしたいことはできません。機嫌よく一人遊びをしているときに隙間を見計らうか、寝ている時間のどちらかです。

これが1日に何時間あるか、という問題なのですが、1歳児でよく寝る我が家の場合は、昼寝が1時間半、そして夜寝る時間が10時間、一人遊びの時間が30分くらいでしょうか。

夜に寝る時間は大人との差分になるので、大人の睡眠時間が7時間だと3時間がうまれることになりますね。その場合、よって子育て以外の時間は合計5時間発生します。

自分で数えてみて思いましたが、5時間って結構長い時間ですよね。

しかし、この時間は連続した時間ではなく、細切れの時間なんです。この細切れ時間をいかにうまく、効率よく使うか、ということになると、またこれがしんどいんですよね。

たとえば家事なんかはしないと料理もまわらないのでやるのですが、作っている途中でお腹がすいたと泣いてしがみついてきたり、キッチンに入ってきて危ない!となったり、とにかく作業が中断されてしまいます。

この、細切れ時間のなかで、しかも自分がやりたいことを断絶されながらやり通す、ということにストレスを感じるわけです。それが次につながる、「達成感がない」なんですね。

精神的要因

達成感がない

子育て ストレス 大変

達成感っていつ感じるものだと思いますか。

基本的に、「物事が完遂されたときに味わうもの」だと思うのですが、さて、前述のように「細切れ時間の中で、自分がやりたいことを断絶されながらもなんとかやる」状態だと、どうなると思いますか。

そう、達成感って全然得られないんですよ・・。

「いやいやいや!それは自分のやりたいことに対する達成感でしょ?子供だって成長するし、首も座って座れるようになって歩くじゃない。」

って思いますか。

これは子育てをしてみてわかりましたが、そんな、突然座れるようになるものじゃないし、歩いた!ってなるものじゃないんですよ。

「あ、なんか腰が座ってきた風で、椅子に座れるかな?」とか、
「一歩は踏み出せたけれど、これって歩けたのかな?ん?」

みたいな、明確な達成ではなく、これってもしかしてできた?という曖昧なものだったりします。すると達成感が半減してしまう。

そもそも、「10歩あるくことができたら、これは完全に歩けた証拠☆」というKPIなんかを設定していない限り、達成がないんですよね。そもそも、子育てのゴールを考えると何十年後のことなんだ、という話になりますし。

もちろん子供は可愛いですし、毎日毎日かわいいねーと何度も言ってしまうくらい可愛いんですけど、それとは別物。

頼れる人がいない

うーん、やっぱり核家族は難しいですね。
我が家の両親の実家は関西と東北で、東京に気軽に頼れる人がいないんですよね。

「ちょっと薬局行ってくるから見てほしい」とか
「子供も親も全員が倒れてしまった時に、食事だけでも作って欲しい」とかそういうのはできないですね。

これってとてもしんどくって、とくに後者みたいな万が一のときが死にそうになります。よね?

そういうときに助け合える人がいれば、気持ちにも余裕が出てくるんじゃないかなーって思います。

社会に取り残されるという焦燥感

これは、私が育休を取得して、専業主婦のような生活をしていたからという前提があるのですが、とにかく社会に取り残されている感がすごかったです。

やはり毎日育児をしていると、それ以外のことに時間を費やせなくなってくるんですね。すると時間的資源の問題から、社会についていけなくなるという感覚にさいなまれるんです。

社会についていけなくなると、もう社会復帰できないんじゃないかとか、育児以外に何も出来なかった日には、なんて生産性の低い日なんだ、みたいな無駄な意識がまた頭をよぎって、自分で自分を追い詰めてしまう。

ものすごい悪循環がうまれるわけです。

子育てをストレスに感じたら、どうすればいい?

子育て 大変 理由

じゃあ、育児がしんどいって思わないようにするためにはどうすればいいんでしょうか。

基本的には上で挙げてきたことの反対のことをすればいいんです。

  • 自分の時間をつくる!
  • 達成感を味わう!
  • 周りの人に頼る!
  • 子育てはかけがえのない人生をかけた大仕事だと思う!

ひとつひとつみていきましょう。

自分の時間をつくる

自分が自由に使える時間をつくりましょう。これは、細切れの時間だとあまり意味がなくて、長く、連続した時間を取ることが大事です。

旦那さんに預けてひとりの時間をつくる、ときにはベビーシッターさんなどにお願いして、旦那さんと出かけてリフレッシュする、など、リラックスできる時間を確保することが大切ですね。

実際にわたしは、平日夫が帰宅した後に交代して、子供もお風呂に入れてから21時頃から寝るまでの間をカフェで過ごしたり、といったことをしていました。これだけでもものすごく楽になりました。連続した自分の時間を持てるだけで、幸せに感じたのです。

月に1度は飲み会の日を設ける、友人と遊ぶ約束をする、など、強制的に予定を入れることも有効だと思います。これには夫婦の理解とすり合わせが必要なので、それをパートナーに相談しましょう。

達成感を味わう

子育てってなかなか達成感を得られないので、もし子育てというものに対して達成感を得たい、と思うなら、小さな目標を設定するといいと思います。

たとえば「体重が8キロになった」とか、「離乳食が食べられた」とか。あまりハードな目標にしてしまうと、できなかったことにまたストレスを感じてもだめなので、体重や身長などの身体的成長を目標にするとか、必ず通る離乳食を目標にするとか、そういった方が効果的だと思います。

子育てのゴールそのものが大きすぎる(子供が自立できるようになるとか)ため、子育てに達成感を求めないなら、ほかに求めるしかありません。

私の場合は子育てにも家事にも達成感を感じられなかったので(笑)、このブログというものが達成感のひとつになっていました。記事数だったり、PV数だったり、SEOの知識がわかっていくことだったり、サイトをカスタマイズできるようになったり、といったことです。

ただ、子育て以外のことに達成感を求めると、やはり時間が必要になってくるので、上の「自分の時間を確保すること」が最低条件になるんですよね。

周りの人に頼る

個人的には、あまり人に頼めない性格なので、ちょっと頼っちゃってるなぁ、くらいのほうがいいんじゃないか、と思っています。

しかし、頼ってばかりではだめで、まずは自分から頼られる存在になることも重要です。頼ってばかりじゃあ、支えあいになりませんからね。

そうやって、支え合いの状態を築いていくことが理想ですね。

子育ては大仕事である

会社って週休2日じゃないですか。
でも一方、ママ業、もしくはパパ業ってどうですか。年中無休のコンビニ状態なんですよね。

それって本当にすごいことです。

企業であればブラック企業以外のなにものでもありません。w

でも、それを立派にやっている自分を、たまには褒めてあげませんか。

もちろんつらいこともあるけれど、楽しいこともたくさんありますよね。子供の寝顔は天使だし、笑顔は正義だし、予想外の行動も未来への一歩だったり。

仕事なら、代わりはたくさんいるかもしれません。
でも、あなたの子供の代えは、どう考えてもあなたしかいないのです。

子育てって、自分にしかできないことです。

それに向き合って、子供と一緒に成長していくこと――こんな大仕事、ほかにないですよね。ひとを産み育てるって、ほんとうに尊いことです。

まなしば的まとめ

2ヶ月前、本当に悩んでいて、電車の時間ですらスマホをいじったりできる夫がとてもうらやましくて、ついに爆発しちゃったんですよね。子供と一緒にいたら、こんなに時間がないのに・・・みたいな。

でも、それをきちんと話して、どうすればいいか、というのをするだけで、変わりました。

イライラも子供にも伝わっていたんだと思います。よくないよくない。

年中無休の母親または父親ですが、適度に自分の時間を取り入れながら、楽しみましょうね。

誰かのお役に立てたら嬉しいです。

ちなみに今は復職して保育園に通っているので、あんなに毎日べったり一緒にいた子供が愛しくなるこの頃。人間ってないものねだりだなぁ・・・。

この記事、こちらのブログの「子育てを大変だと感じる本当の理由」を読んで、自分なりに考え回答したものです。達成感不足って、そのとおりなんですよね。

この記事をご存知の方も多いと思いますが、子育ての本質がよくわかる良記事です。今一度読んでみてくださいね。

おしまーい!まなしばでした。