共働きを始めて2ヶ月。仕事と育児を両立して気付いた事や日々の生活について

共働き 仕事 育児 両立

私はしがない会社員でして、4月の下旬から育休から復職しまして、共働きをしております。子供も1歳4ヶ月になり、保育園へ毎日通っています。

世間的には「共働きってすごい忙しいイメージ」とか言われますが、一体何がどう大変でどんな困難があり、どんな生活を送っているのか。

いまや共働きって珍しいわけではないですが、生態系を掴むには多種多様な人種であるし、そもそもそうでない人からすればなかなか想像もつかない人種だと思う(私も独身時代はまったくわからなかった、、)ので、一ブロガーとして個人的な体験を記しておきます。

日々のスケジュール感や分担など

まず前提ですが、私は2時間の時短勤務中。朝の8時半〜15時半まで働いています。夫はちょうど転職をしたばかりですが、ここからのお話は夫が前職時代のことを記したいと思います。夫は当時定時に帰宅するのが当たり前で、18時半には家にいました。

日々の分担としては、朝の保育園送りは夫が、夕方のお迎えは私がというふうにしています。そして私が時短なので、帰宅後に夕食を作る担当であります。

だいたいの時間の流れはこんな感じ。

ここでのポイントは、私が帰宅してから少し時間に余裕があり、残っている家事をしたり、夕食を作れることです。週末になってくると疲れがたまってくるので、最悪夜に備えて休息したりします。休息?何休んでるんだ、って思われてしまうかもしれませんが、実際、上のようには全然うまくいきませんw

帰宅してからはもうひとつの大仕事

帰宅してからは、目まぐるしく時間が過ぎ去っていきます。

仕事が終わって帰宅し、そこからご飯を作って子供を迎えに行って、帰ってきたと思ったらすぐにお腹空いたと言って待てなくて、あまり食べない緑の野菜から順番に出し、でも思ったより食べなくて遊び始めてしまって休憩、その間に親たちは急いでご飯を食べ、また子供もご飯を再開したと思ったらお茶で遊んで床はびしょびしょ、おまけにご飯も床にトッピング、その後処理が終わったと思ったら、お風呂にいれないと寝るのが遅くなるのでお風呂に入れて、ああ、ちょっと余裕ができたと思ったら、子供はもっと遊びたいのでアンパンマン遊びをやめなくって、でも寝る時間だから寝させようとするけど、うまく寝付かず延長戦・・・そして私も一緒に寝落ちというパターンが非常に多いです。

とにかく帰宅してからはもうひとつの大仕事、という感じで毎日回っています。

なので、時間をギチギチにみっちりにしてしまうと、生活に余裕がなくなり、結果として子供にしわ寄せがいってしまうと考えています。

お世話だけじゃなくて、コミュニケーションを取りたい

また、どうしても平日はこんな感じで回っているため、日々のお世話だけ(食事、お風呂、寝かしつけ、オムツ替えなど)になってしまいがちで、なんか全然遊べていないなぁ、向き合えていないなぁと感じたりします。夫が18時半に帰ってきて2人でやってもそう感じるので、なるべく、なるべく一緒に遊ぶ時間を増やし、その時間を濃いものにしようと気をつけています。

が、いないいないばあっ!が大好きなので、そのDVDを見たいと言い出すので、でも親としてはテレビを見させるよりコミュニケーションを取った方がいいなと思いつつ、でも言い出したら止まらないので、いないいないばあっ!を見ながら一緒に踊るという結論に至りました。楽しそうだし楽しいのでいいか、と思い始めました。

保育園に預け始めてすぐに洗礼を受けた

保育園に行き始めた初めの1ヶ月は、娘が2週間に1度は熱を出してしまっていました。早速保育園の洗礼を受けましたね。

この場合保育園に預けれられないので、親のどちらかが休んで看病ということになります。私が復職したばかりで外せない仕事がなかったこともあり、私が休んで対応していました。

ちなみに熱が出て次の日に下がったとしても保育園へは連れて行けません。少なくともうちの場合は、最低2日は休まないといけません。他の子にも移してしまうからですね。親の有給がここでじわじわ減ってくるのです。基本的な作戦としては「ガンガン 会社 いこうぜ」そして「ゆうきゅう だいじに」です。

そして子供は風邪から回復しても、常に鼻水をたらしながら保育園へ行かせている状態でした。1ヶ月くらいは鼻水垂らしていたでしょうか。でも他の子も同じような感じだったので、そんなものなのでしょう。全員ボーちゃん。

全員が倒れた時はほんと地獄

娘が熱を出すだけならまだしも(もちろんよくないけど)、その風邪が大人にも移ってしまって、さらに全員が倒れた時はほんと地獄でした。

大人も移るなよ、って思うのですが、まだ1歳の子を看病するとなると、抱っこするしよだれのダラダラをつけられるしで、感染確度が超高いんです。気をつけていてもやられてしまいます。

で、こういう場合に周囲に少しでも頼れる人がいることがとても大事なのですが、実家が大阪と仙台という遠方だしみんな働いているわで頼れず。

子供は熱でしんどくて泣いているから抱っこしないといけないけれど、夫婦2人とも熱でしんどくて起き上がるのすらしんどい、お願い抱っこしてくれ、いやでもしんどい、と押し付け合いになってしまいました。

ギリギリの状態で回っているところに、子供が熱を出して保育園にいけなくなり、親が看病で会社を休む、そして風邪までひいてしまうともう地獄です。

これに対する我が家なりの対処法。

全員風邪をひかないようにする

当然ですが、風邪を予防できるならできるだけします。とはいえ、子供の風邪はなかなか予防できません。何か少しでも風邪の前兆があったら(鼻水、せき)すぐに病院に連れて行って薬をもらうようにしています。

あとは最悪子供が熱を出してしまったら、大人もできるだけ手洗いうがいを徹底、マスクもしてとにかく敏感に予防する。くらいしかないです。他にいい案があれば教えて下さい、。

頼れる人をつくっておく

普段は欠かせない保育園ですが、子供が風邪をひいたときだけは保育園は頼れないんですよねぇ。なので例えばどうしても外せない仕事があった場合、病児保育も有効な手段ですよね。病児保育は、病気になったときに看護師さんもいる子供を預かってくれる保育園で、フローレンスの駒崎さんが有名ですよね。まだ利用したことはありませんが、セーフティネットとして利用できるよう整えておくと気の持ちようが違います。

ちなみに子供が病気なのにそれでも働くのか?という意見もあるし私も考えます。つまるところ個人的にはやはり抵抗があります。というのも、有給があってそれを使える環境なら使うべきですし、逆にそれがなくて給与が減って生活に支障をきたすのであれば活用すべきだ、と思っているからです。

でも、そう思っているとはいえ、毎日「いつ保育園から呼び出しが来るかわからない」状態でびくびくしながら過ごすより、「最悪なんとかなるセーフティネットがある」と思って過ごすのとは、精神衛生上全然違いますよね。そういう話なんだと思います。

あとは、気軽に頼れる人をつくっておくことです。こういういざとなった時に、「晩ご飯を買ってきて欲しい」などお願いできる関係性の人がいるだけでも安心です。我が家でいえば元同期が自宅近くに住んでいるので、休日なども自宅に呼んだりして、一緒に過ごしたり。また、夫の兄弟たちが都内に住んでいるので、私がつわりで辛すぎた時は妹ちゃんに頼ったりしていました。

普段から、「家族だけ」で過ごすのではなく、休日に「家族+仲いい人」と一緒に過ごすことが重要な気がします。

食洗機が大活躍

共働きにあればいいと言われている、「共働き三種の神器」である「ロボット掃除機」、「乾燥機能つき洗濯機」、「食洗機」。

我が家では乾燥機能つき洗濯機以外を持っていますが、その中でも抜群の働きをしてくれているのが食洗機です。これは本当おすすめ。ステマみたいですがまじで買った方がいいです。3万円ほどでめちゃくちゃ時短できます。

以下の記事でも紹介したのですが、とにかく時短できます。フライパンや鍋などは自分で洗わないといけませんが、3~4人の家族分の食器くらいであれば、ささっと水洗いしてこの食洗機に入れるだけで乾燥まで自動でやってくれます。

食器を洗っている時間が一日=20分なら、一週間で140分、一ヶ月=10時間の時短、年間にするとなんと、120時間の時短になります。

とりあえず我が家では他人におすすめできるナンバーワン家電ですかね。詳しくはこちらに書いています。

寝落ちとの戦い

私本当だめなのですが、共働きしはじめてからは本当に寝落ちばかりしてしまいます。先ほどのスケジュールでいくと、20時半頃から子供を寝かしつけにかかるのですが、寝かしつけに時間がかかればかかるほど、私の寝落ち確度が高くなっていきます。

寝かしつけも、「こんな早い時間に寝るものか、起きてブログ書いたり作業するんだ」、と思って寝かしつけ部屋に入るのですが、暗い部屋で一緒に寝たふりをして子供を寝かしつけていると、いつの間にか一緒に寝ているという事例が多発します。朝起きたら「こんなはずじゃなかった」と言って1日が始まりますが、まぁ人生そんなもんな気がしてきました。

たくさん寝ているおかげで、昼間はとても元気です。たまに週末になってくると(とくに金曜日)、息切れして「外食しよう!」となります。笑

平日夜に予定を入れることも可能にはなってきた

少しなれてきたこともあり、また夫が早く帰ってきてくれることもあって、私自身も平日の夜に予定を入れることができるようになってきました。ここでの予定はブログサロンのオフ会であったり、取材を受けたり、イベントに行ったり、人に会ったり、、と私的な予定です。

その際夫の負担をできるだけ減らすために、会社から帰ってきた後に保育園迎えにいって、ご飯をつくって食べさせて、お風呂に入らせる時間があればそこまで一緒にやって、出かけます。そしたら夫も寝かしつけだけで済むので。予定の時間によってはお迎えだけしか出来ない日もありますが、私的な予定であるのでなるべく家のことを済ませてから出かけるようにしています。

私だけでなく、夫もエンジニアの集まりなどの予定やイベントがあったりするので、まず帰宅してもらって、一緒に育児をしてから出かけるようにしてもらっています。この辺の夫婦間の相互補助は、今のところうまくできている気がします。

完璧を求めず、何かを諦める

私は完璧主義よりの人間で、何かにつけて100%を求めてしまいます(意外とよく言われますが)。が、育児をしはじめて、それはストレスの根源であることに気付き始めました。

ご飯はこぼすもの

たとえば、「ご飯をこぼさずに食べさせたい」と思ってきれいに食べさせようとしてしまうのですが、子供にそれを求めるのはナンセンスすぎました。当たり前ですがw子供はご飯を食べながら手でグチャグチャにして遊んでしまいますし、それを床にこぼして喜んで、親はカーペット上に落ちてしまったご飯粒探しに翻弄して、その間に机の上のお茶に手を出してまたこぼす・・・。

ああああああぁぁ・・・(´Д⊂ヽ

思う通りにはいかないのが育児なんですよね。せっかく作ったものを全然子供が食べてくれなくて、私ひとりだったときに一度「なんで!!」と怒ってしまったことがあるのですが、そもそもその発想自体が大人ありきですし、それを子供に求めるのがナンセンスだったなぁ、自分の心が狭いなぁ、と嫌悪感に陥りました。育児とは「育自」と思った瞬間でした。

それからは子供が盛大にこぼしたら、「今日もやってくれたな」と思って笑えるようになってきました。この間なんてご飯を食べながら踊りだすもんですから、その手がご飯にあたってご飯を床にひっくり返してくれましたが、「華麗なダンスやなぁ」と笑ってしまいました。もう少しわかるようになったら、ご飯を食べるときは遊ばずに食べる、ということをもっとしっかり伝えたいですけどね。

最悪レトルトを使う

あとは、私は料理が嫌いなのですが、(そもそも食自体にあまり興味がなく、、)とはいえ子供に食べさせないといけないので、できるだけ作るようにしているのですが、週末になってくると疲弊してきます。そういう時は割りきって、「今日の晩ご飯は外食!」と決めて外食するほうが、精神的にもとてもいいということに気付きました。

外食すると外食でこれまた大変なので、子供はできるだけ家で食べさせて、親は外食、というふうにです。子供のご飯は、家に作り置きや、焼くだけでできる魚などがあればそれを食べさせますし、なければ最悪レトルトか、外食でお子様ランチなどです。レトルトばかりはダメだなぁという思いはありつつ、それでも、”親がしんどくて笑顔がない”状態が1番だめだと思うので、そういう時に使います。

引け目を感じるなぁと思いながらも、他の家庭でも外食しようという方針があることを聞いて、なんだかすっきりして、しんどい時は外食やレトルトを使おうと思えました。

そういうわけで、共働きをするということは、完璧を求めずに、時に何かを諦めて生活していくことだなぁと思ったわけです。

まとめ

長文になってしまいましたが、だいたいこんな感じで日々動いております。

私の場合はとても恵まれていて、会社も理解があって15時半になったら「時間大丈夫?お迎えあるよね、帰ってね」と言ってくれる人たちに囲まれているし、夫も私なんかよりも家事育児をしてくれて、ご飯も作れるし子供も一人で見れるし、何より私のブログやメディア作りなども応援してくれているし、まぁとにかく恵まれています。

そういうわけで、日々充実感を覚えますし、子供も成長してきて面白いし、楽しく過ごしております。皆さんいつもありがとうございます。夫が転職してまた状況が変わりつつありますが、まぁまた思うことがでてくれば書きたいと思います。

おしまーい!まなしばでした。