ちょうど昨年の1月に生まれた11ヶ月の娘が、ついに卒乳を迎えました。この場合の卒乳とは、母乳からの卒業です。ミルクはまだ欲しがるのでやめられていません。
今年の4月から保育園に行かせる予定なので、それまでには卒乳を迎えないといけないなあ、と思っていたちょうどその頃、娘のほうから母乳を欲しがらなくなりました。いわゆる「卒乳」です。(※母親の都合で母乳をあげなくなることを断乳と言います)
今回はその進め方・方法と今までの母乳育児を振り返りたいと思います。
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我が家の母乳育児
まず、完全母乳ではなく、ミルクとの混合です。
離乳食が始まる5ヶ月くらいまでは、ミルク6:母乳4ほどの割合でした。量を欲しがるため、私の母乳のみでは追いつかず、ミルクを一緒にあげていました。
離乳食が始まった頃は、離乳食+ミルクを100mlほど、泣いて機嫌がよくないときは精神安定剤として母乳、のようにあげていました。母乳は数にして1日につき3回ほどでした。
そして離乳食後期になると、離乳食+フォローアップミルク100mlほどを飲ませて、夜寝る前の一度だけ母乳をあげていました。寝かしつけと母乳がセットになっているパターンです。
寝る前だけはどうしてもミルクではだめだという時が多かったので、寝ながら飲ませるいわゆる「添い乳」を行っていました。
いつもこの添い乳をしながら娘はうとうとし始め、最終的には寝落ちする、というような流れで夜の寝かしつけを行っていました。
この寝る前の添い乳がなければ、基本的には泣いたままだし、寝ません。たまに母乳でなくミルクだけで寝ることがありますが、そのパターンはとても少ない。ちなみに夜泣きはほとんどありません。
卒乳の進め方と具体的な方法
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卒乳1日目
いつも寝かしつけ時に母乳を欲しがるので、それをミルクに変えました。(ここまではいつもとおなじ)ミルクを飲んだ後に、さらに母乳を欲しがってくるのですが、この日は母乳は欲しがらず、そのまま寝ました。
このパターンは以前にもありましたが、次の日にはまた母乳を欲しがるなどして、卒乳はできていませんでした。
卒乳2日目
この日も寝かしつけ時にいつものようにミルクをあげました。するとこの日も母乳を欲しがることなくそのまま寝たのです。2日連続はさすがに初めてだったので、私のほうが、
ついに卒乳・・・?
となって覚悟を決めたのでした。
母乳を卒業します!
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卒乳3日目
3日目になると今度は私の方が辛くなってきました。そう、おっぱいが張って痛いのです。
今までは一日に一度は母乳をあげていたのですから、夜になると母乳が作られるように体がなっていたのですね。でも、卒乳チャレンジ中のため、ここで母乳をあげるわけにはいきません。
。゚(゚´Д`゚)゚。痛い・・・あげたい・・・!
(; ・`д・´)・・・いや、でもここであげたらこの3日が水の泡だ・・・
みたいな葛藤になってきます。
放置しても娘の手が少し当たるだけで痛いので、ここで搾乳をしました。右は痛くなかったので左だけ。すべては出さずにある程度搾乳。
そして、日中も母乳を欲しがることなく楽しく過ごした娘。問題の夜になり・・
まずいつものようにミルクをあげる。ここで飲み干したところ、寝るかとおもいきや、
超元気!おめめパチクリ!
のため、一度遊んで再度寝かしつけをトライすることに。
二回目の寝かしつけトライ。また同じようにミルクを飲ませると・・・
ネタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
寝ました。
とはいえスムーズに寝たわけではなく、哺乳瓶を自分で持って、ミルクがなくなっても空の哺乳瓶を吸っているんですよね。空気を飲んでしまうので私が離そうとしますが、離さない。吸い足りないんだろうなあ。
しかしどんどんと眠気が深くなっていく娘を見て、これはいけると確信。最後には私の方に背を向けて、ぱたりと眠りました。
娘がおっぱいを必要としなくなったこと、そして今自分から卒乳に向かっていると思うと涙が出てきました。娘も成長しているんだなあと思った、そんな3日目・・・。
卒乳4日目
お昼寝時は、ミルクを飲みながら穏やかに寝ました。
3日目と同様、夜の寝かしつけが肝。
ミルクをあげると、これまた自分で哺乳瓶を持ちながらそのまま寝ました。なんと、、。
もうおっぱいは不要になったのかもしれません。
以前はお風呂に一緒にお風呂に入った時も吸ってきていたけれど(笑)今はそんなことはなくなりました。喉が乾いていたらお風呂の水を飲もうとしています(笑)
この日はおっぱいも痛くならず、搾乳せずに終了。穏やかな日。
卒乳5日目
この日も特にほしがらず。
昼寝時に寝付きが悪かったので、横抱きで揺れていたら、5分ほどで寝てくれました。
夜の寝かしつけも、ミルクを飲むだけでは寝なかったので、横抱きで揺れること15分。
すやすや寝てくれました。
卒乳6日目
昼寝のときは5日目と同じく、横抱きでゆらゆら揺れると10分ほどで寝ました。
夜はよっぽど眠かったのか、ミルクを200ml飲んでそのまま寝ました。
夜中に一度起きたが、抱っこして10分ほどでまた寝ました。もう母乳の「ぼ」の字も出てこないですね。
卒乳7日目
この日はお出かけしていたので、昼寝はベビーカー上で寝て、夜はミルクを飲みながら寝ました。
そのまま私も一緒に寝落ちしてしまった。。22時頃就寝。
卒乳8日目
書くまでもなくなってきたのでこの日で終了させたいと思います。
この日もお出かけしていたので、昼は外出先でお昼寝。お昼寝前はグズっていましたが、20分ほど抱っこしたら寝ました。
夜はミルクを飲んだ後、まもなく就寝。お疲れ様でございました。
ちなみに、まだ私の母乳は出ました。搾乳はしていません。
振り返りとママへのアドバイス
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別に子供が巣立ってどこかに行ってしまうわけではないのに、とてもさみしく感じた卒乳でした。計画的ではなく自然と卒乳したためでしょうか。
今思えば、あれが最後の授乳だったのかあ、と思うととても感慨深いです。母乳をあげているときは不思議ととても愛おしく感じるひとときなので、今でもあげたいと思ってしまいます。
授乳だけは夫はできなくて私の仕事だったため、それが辛いと思うときもありました。肩は凝るし、母乳トラブルにもなるし、決して楽なものではないからです。
でも、母乳だからこそ味わえる、あの愛おしさは何なんでしょうね。赤ちゃんと密接して母乳をあげられる喜び。
卒乳した今となってはいい思い出です。かけがえのないひとときだったなあと感じます。
今母乳をあげられている方は、ぜひそのひとときを大切にしてください。
「始まりがあれば終わりもある」、そんな親子ともに成長していくイベントのひとつだなあと、卒乳を通じて思いました。
パパへのアドバイス
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これを見てくださっているのはママが多いと思いますが、パパが見ているのなら、ひとつアドバイスさせてください。
それは、母乳をあげている妻に感謝すること、です。
「何を当たり前のことを言っているんだ、うちはいつも妻に感謝している!」
という方は聞き流してもらって多いに結構なのですが、うちも夫は育児をとても手伝ってくれるパパにもかかわらず、母乳のあげる・あげられない会話で私がムッときた時がありまして。
母乳って母親しか出ないので母親の仕事になりがちで、これだけはシェアして育児できないんですよね(ミルクはできるけど)。だからママが疲れるときがあると思います。私も疲れた時がありまして
私「母乳あげるの疲れたわ〜。私しかできないし、。」
夫「そりゃそうだ。俺じゃ出ないんだからしょうがない。」
夫の言っていることはめちゃくちゃ正当だし何一つ間違っていないのですが、私は疲れていたのか、求めていた答えとは違ってムッと感じてしまいました。
ただ単に、「おつかれさま、ありがとうね〜。」
と言って欲しかったのです。
面倒くさい妻になりたくない私ですが、約一年間、何回も何十回も何百回も子供に授乳をしてきました。
もちろん至福のひとときでもありましたが、まじで肩が凝って(変な体勢すぎるのか)時には疲れます。結構な重労働なんですよ。乳腺炎にもなりかけたりしますし。
だからこそ、そんな母親にしかできない授乳という仕事、奥さんがしていて疲れていそうだったら、感謝の気持ちと肩揉みでもしてあげてください。たぶん、とても喜ばれると思います。お願いしますね。
母乳卒乳の進め方まとめ
- 子供から自然と母乳を欲しがらなくなるのを卒乳という
- 母乳の回数を少なめにしてからなくすとスムーズ
- 子供の精神が安定している時に行うのがよい
- 個人的には3日目あたりが肝
- おっぱいが痛くなれば適度に搾乳
卒乳は子供から行うものなので、親はそれを手伝う、ということを感じた卒乳でした。我が家の場合ですが、誰かの参考になれば嬉しいです。
おしまい。