なぜ関西のテレビ番組は関東よりも面白いのか

関西と関東のテレビ番組はここが違う

里帰り出産のために、出身地の大阪へ帰省しました。その際に感じました。関西の番組って、やっぱりオモロイなーと思ったんです。別に関東の番組を否定するつもりもないし、メディア評論家でもないけれども、ただの一消費者として、毎回大阪に帰ってくる度に思うんです。関西の番組は面白いなーと。そこで、なぜ私は関西の番組を面白いと思うのか。ただ単に関西人だからなのか。関西弁がテレビを面白くするのか。それとも、関西という土地がテレビといういわば情報や娯楽を流し続けるコンテンツを、関西人が話を盛る癖があるのと同じようにてんこもりもりにするのか。なぜなのか解明しないと寝ても立ってもいられないので、整理してみた。関東と関西のテレビ番組の違いは、四つくらいあるかなぁと、個人的に思います。
ちなみに、大阪は22年住んでおり、東京は住み始めてもうすぐ3年。なのであからさまに不公平に関西に寄ってます。

1.ロケ番組が多く面白い

なぜ関西の番組の方が面白いのか?を突き詰めた結果、もうほとんどこれに行き着きました。ロケ番組が多いんです。
具体的にあげると、朝にやっている関西テレビのよーいドンは人間国宝を探しに、月亭八光や円広志が大阪界隈をぶらぶらしています。知っている土地が放送されたりするのに関西人は弱い(と勝手に思っています)です。あとは毎日放送の夕方番組、ちちんぷいぷいでは、たむらけんじが学校訪問していたり、(今やっているかな?)ロザンが、大阪駅にやってきた外国人の道案内をしてみたりと、足を運んでいます。毎日放送の深夜番組、ロケみつでは、エバンゲリオン芸人のさきちゃんが、サイコロ旅をして全国各地や世界各地をコミカルなとっつきやすい感じで旅しているし、ごぶごぶという番組では東野幸治とダウンタウンの浜ちゃんという大御所コンビがまさかのロケで色んな所に行ってます。あとテレビ大阪では、海原やすよともこがひたすら欲しいものを買い物するという本当にただの買い物番組、やすとものどこいこ?!というのをやっていますが、なんだか面白くて見てしまいます。
そんなこんなで、吉本の芸人がロケをするというのが日常茶飯事に放送されています。自分の出身地だったり知っているところが放送されていて、しかもとっつきやすく親しみのあるテイストでの手作り感満載のロケが非常に面白いと感じます。これが本質な気がします。関東は芸人を使うとなるとコントやスタジオ撮影が多いイメージです。あまりロケを行っているイメージがないです。

2.大阪ならではの人が登場

ハイヒール、故やしきたかじん、上沼恵美子、シャンプーハット、月亭八光、たむらけんじ、未知やすえ、太平サブロー、かつみさゆり、、などなど、関西の番組でしかほとんど見ない人たちがたくさん登場します。安定して面白いと思います。また、芸人さんだけでなく、各アナウンサーも基本的に関西人だったりするので、関西弁に親しみを感じたりします。この辺は巧みに関西弁を使って大阪人の心を掴んでいるなぁと思います。大阪人は標準語や東京という土地に対して、基本的に敵対心みたいなのを持っているかと思うので。。

3.多様な番組構成

朝から晩までテレビを見ていると、いかに関東の番組が繰り返しか痛感しました。つわりで会社を休んでいたとき、寝たきりで動けなかったときはテレビを見ていたのですが、朝めざましテレビから始まってとくだねに変わり、ノンストップ、笑っていいともで昼になり、ひるおびを見たらミヤネ屋が始まって夕方に。。基本的に合間でたくさんのニュースが挟まりますが、毎日同じような内容の繰り返しになって飽きてきます。
一方関西では、午前中~夕方あたり、そして深夜番組枠で独自のテレビ局が番組を作成して放映しているイメージがあります。午前中のよ~いドン、午後のハピくるっ!夕方放送のちちんぷいぷいなど、全国ネットのテレビ+α関西独自の番組という感じで放映されていて、飽きたらチャンネルを変えて楽しめます。
深夜番組も上述したとおり、ロケが多く多様だなーと思います。

4.視聴者が面白い

最後です。これは、探偵ナイトスクープの依頼人や明石家テレビなど、視聴者参加型の視聴者自体が面白いです。探偵ナイトスクープは、依頼人が突飛な依頼をする上で成り立っている番組だし、明石家テレビでは明石家さんまが視聴者をいじるところに面白みがあったりします。つまるところそれらは、関西人であるがゆえの面白さが発揮されているなと思います。

まとめ

なんだか長々といろんな番組について言及しましたが、つまりは関西人、関西弁が面白いというところに行き着きました。関東でも関西の番組、放映してほしいなあと感じます。(深夜に再放送されていてもなかなか見れない)