お仕事をしている方は、ついに始まりましたね。というわけで、自分のしたいことを考えています。@まなしばです。
以前にこんなつぶやきをしました。
サラリーマンで失うもの
- 満員電車での通勤が大変
- 居住区域の選択の不自由(勤務地固定による)
- 働くのに決まった時間が必要
- 仕事を自分で選べない
満員電車は大変ですよね。都内で暮らしている方は、あの上りの朝の通勤ラッシュがなければどれだけ楽になるだろう、と考えたことがあるかと思います。
また、原則的に居住地域も自分では選べないでしょう。
基本的には会社ありきで勤務地が決まっているかと思いますので、それに準じて転勤が起こりうりますからね。
単身赴任が本当に家族にとって幸せなのか?なども考えるべきポイントだと思います。
仕事を自分で選べない、というのは組織に属するがゆえのことでしょう。
ブロガーなら、自分の好きな記事を書いて暮らすことも可能ですから、それができればこの上ないことでしょうね。
プロブロガーで得られるもの
- 勤務地にとらわれず、居住地を自分で選べる
- 拘束時間はない
- 仕事を自分で選べる
- 収益が上がったぶんだけ、自らの収益となる
ブログ飯で得られるものの大きなものとしては、やはり勤務地・働く時間が自由なことでしょう。
どこに住んでいても、基本的にはパソコンひとつあれば仕事ができますよね。これは大変魅力的なものです。
また、働く時間の融通も効きますね。イケハヤさんは、お子さんが生まれたばかりの頃は、「育児休職!」と言って、記事の更新をゆるめたりされていました(たしか)。
あとは、頑張れば頑張るだけ、記事を更新すればするほどアクセスが上がり、収益が上がる可能性があります。
また、その逆のパターンもあって、ある程度ウェブ上に「資産」としてそのブログが形成されてきたら、更新しなくとも収益が上がる場合もあります。
少しくらい更新しなくとも収益が上がるとなれば、非常に頼もしい財産なわけです。
そうなってくれば、自分のペースで無理なく記事を書いていけるので、ワークライフバランス的には、最高!となるわけです。
その点日本の会社であれば基本的に年功序列なので、年収はなかなか上がらない。また、成果主義があまり進んでいなければ、頑張っても頑張っても、そうでない人とそこまで給料が変わらないのも現実なのかなーと思います。
残業代が出るならまだしも、残業代が出ない会社もありますからね。これはおかしいですけど、世知辛い。
プロブロガーで失うもの
- 安定的なな収入
- 確定申告を自分で行わなければならない
- 仕事で使うものは実費(基本的にはパソコンがあれば可能?)
- 社会的信用(大型ローンは組めなさそう)
- 雇用保険に入れない(失業保険や育休中の給付金が国からもらえない)
やはり不安定な収入、これに尽きると思います。
しかも稼いでいると言われている人たちレベルですら、年収600万円台と言われいているので、華がなくて地道です。(もっと上の人はいるとは思いますが)
参考:トップレベルであろうイケハヤさんで年収676万円
とはいえ会社も倒産すればなくなるわけですが、ブロガーの不安定具合と比較すれば確率は低いのではと推察します。
例えばですが日本の大企業はその点素晴らしいですよ、年功序列なかわりに基本的には終身雇用ですからね。使えない人材であっても、それなりの部署を用意してくれて仕事を与えてくれます。
ブロガーは、自分の実力=収入なので、甘えられない。PVがなくなれば無収入もありえるので、組織に属さないデメリットはそこかなと思います。
あとは雇用保険は自営業では入れないので、失業したからといって失業保険はもらえないし、子どもを産んで育児中だからって育児手当の給付金はもらえないのです。
組織に属さない、あくまで個人としての「自立」が求められますね。
サラリーマンがプロブロガーになった場合、どれくらいの収益が必要か
photo credit: 401(K) 2013 via photopin cc
メリット・デメリットを挙げてみましたが、では、サラリーマンがプロブロガーになった場合、どれくらいの収益を上げれば、同じくらいの水準になるのか。
サラリーマンの収入=給料+福利厚生、雇用保険など
と考えると、単純に給料だけの比較はできませんが、まずは給与だけで比較したいと思います。
サラリーマンの平均年収
サラリーマンの平均年収は平成25年度で414万円と言われています。
ソース:http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm
これを一ヶ月単位にすると、約34.5万円です。
これは年収なので、手取りにすると約29万円ほどでしょうか。
最低でも、この約30万円をブログ飯で稼ぎだす必要はあるなと思います。
そして、ここに入っていない、サラリーマンであるがゆえに守られる社会的信用や雇用保険関連をいくらと定義づけるかが非常に難しい。難しすぎる。
しかし、プロブロガーにも、拘束時間に縛られることがなかったり、勤務地にとらわれないという超魅力的なメリットがあります。
この2つの天秤のかけ方は個人の考え方なので、皆さんもご自身で考えてみてください。
私の場合は勝手に、サラリーマン+20万円と考えます。
そうなると、ブログ飯の場合は50万円の収益が必要、と定義付けます。
たかっっっっ!!!( ゚д゚)ハッ!
ブログ飯で50万円って、結構ハードル高いんですけど、どうでしょうか。
年収にして600万円になりますね。んー、厳しい。めちゃくちゃ稀有な人材でないとなれないですよね。このレベルになってくると。
ワークライフバランスを考えれば、在宅勤務サラリーマンが最強じゃない?
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ここまで考えてきましたが、ひとつの結論が出てきました。
それは、在宅勤務のサラリーマンって最強じゃない?ということ。
最強とは言い過ぎかもしれませんが、上に挙げた一般的なサラリーマンのデメリットの一部を、在宅勤務にするだけで、払拭してくれます。
- 満員電車での通勤が大変
- 居住区域の選択の不自由(勤務地固定による)
この辺は、在宅勤務であればなくなりますよね。
在宅勤務に関して、思っている以上に制約はあるかもしれませんが、少なくとも毎日会社に行くよりは、自由がきくかと思います。
子育てをしている身としては、この通勤時間のロスとかを省略させて、その時間を家族に充てたいんですよね。
とはいえ、在宅勤務が進んでいる企業がまだまだ少ないのが現状でしょう。もっと進まないかなぁ。
結論:ブログ飯はハードルが高いけど、人と違った生き方を手に入れたいならアリ
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会社員ブロガーをするのは簡単です。会社員であるがゆえに、「安定」を手に入れられるしリスクも少ない。
その点プロブロガーというものは、ある程度才能がなければできないし、まだまだハードルが高い。
会社員ブロガーと比べても、社会的信用や不安定さなど、失うものが大きいのではないでしょうか。(個人の感覚によりますが)
上の記事で永江氏も言われていますが、
ブログでなんとか生活できるのは他者が書けないことを書ける人で、お金を稼ぐだけならアフィサイトのほうが現実的
なくらい儲からないと明言されています。
また、少しフィールドは違うかもしれませんが、Naverまとめ職人で有名なnarumiさんのブログは約650万円の収益と言われています。
実際に、ブログでの収益ってどらくれいになりますか?以前行われていた、収支報告が非常に参考になっており、いまのnarumiさんクラスだと幾らくらい稼ぐこ… — 2014年は初めて1年通して更新しましたけど、650万円くらいです。 http://t.co/8UxXcyMLoZ
— narumi (@narumi) 2015, 1月 1
しかし、冒頭で書いたような、「いろんな場所に住みながら生きたい」などのような、人と違った生き方をしたいなら、全然ありだと思うのです。
というより、個人が自分でマネタイズできるような時代になったからこそ、そんなことができる、とプラスに考えることもできますよね。
ぶっちゃけ、極論を言ってしまえば、副収入を得たい、趣味でブログをやる、くらいの気持ちであれば会社員ブロガーでいいんですね。会社をやめる必要なんてない。
でも、
人生は一回しかない。
明日、死ぬかもしれない。
どんな生き方がしたいか。
それに見合った働き方は何なのか。
それが重要だと思います。
会社員ブロガー、プロブロガーと散々比較してきたけれど、年収や生活スタイルなどの表面的なものに限った話ではありません。
「どんな風に生きたいか」
です。
あなたはどう考えますか。
まなしば的まとめ
子どもを産んでから考えるんですよ、自分は、家族はどんな生き方がしたいかなーって。
何にせよ、子どもを食べさせていかないといけないわけですから、自分にはどうやったら、どんな能力をつければそれができるのか、考えるんですよね。家族にとって何が最重要なのか。
自分はまだまだですが、そうやって考えて、行動を起こしていくことが大事だなと思います。
ブログ飯に関する他のエントリ
ブログ飯、プロブロガーに興味のある方は、この辺の記事も参考になると思います。挙げておきますね。
ちなみにこの記事の↑上のキーボードのアイキャッチ画像は、夫の作ったジェネレーターで作成しています。好きな文字を入れられるので、ブロガーさんはアイキャッチ画像にぜひ。(宣伝)
こちらのブログ飯で有名な染谷さんの本は現在読んでいる最中。
ブログ論だけでなく生き方とか考え方が参考になりますね。
おしまい。